パンを作りました。
手捏ねです。
実に半世紀ぶりです。半世紀て…。
今週も平日のスケジュールを恙なくこなし、暇な土日は何か新鮮なことをやりたいなあと思っていた矢先、風が吹けば桶屋が儲かる的な思いつきで、辿り着いたのが『一からの手捏ねパン』でした。
米粉が切れて、米粉にも飽きてきて、またパンを焼こうかと思い始めて数日。
古い古いパン焼き機は、発火が怖くて、数年前に捨てました。捏ねるためだけに置いとくには嵩張るし、表面加工が剥がれた部品を洗うのが手間でした。
パン焼き機、買おうかな。でも、買うほどのことかなあ。
かつてのパン焼き機は当時2万円ちょっと。いまは7000円くらいからあるみたいだけど、ちゃんと膨れるのかな。そもそもいまの暮らしでそこまで投資する必要はあるかしら。
逡巡の末、思い至ったのです。
手で捏ねればパン焼き機いらない。
まあとにかくやってみよう。強力粉とドライイーストさえあれば、あとはうちにあるもので作れるのだから。
というわけで半世紀ぶりのパン作りは、強力粉、ドライイースト、砂糖、塩だけのシンプルなもの。
材料の計量から焼き上がるまで、一次発酵、ベンチタイム、二次発酵、焼き上げと、全行程になんとまあ2時間半もかかります。
これってもしや「丁寧な暮らし」?
カメリヤは高いので、半値のPBの強力粉は3回分。
いざやってみると、強力粉の弾力の凄さったら!!!
こりゃ丁寧な暮らしどころか、力技。
捏ねて捏ねて20分。
で、何とか焼き上げまで辿り着き、出来上がったのが、
ハイジの白パン?
ふんわり・・・ではなく、あごが疲れる歯ごたえ。
あとで調べたところ、どうやら捏ね方が不十分&水温がちょっと高かった模様です。
2回目のモチベーションは残っているだろうか。
いやいや、次はバターロールにしてみよう。